給料・年収

【元警察官のリアル】年収615万〜682万円?夫に聞いた本音

「警察官の年収って実際どのくらい?」

結婚や転職を考えるタイミングで、気になる方も多いと思います。

今回は、公的な統計データをもとに、

👉 基本給の仕組み
👉 ボーナス・退職金
👉 階級ごとの年収の目安

この3つを軸に、警察官の年収をリアルに解説します。

年収という数字面だけでなく、仕事内容と給料のバランスについても、元警察官目線の話を盛り込みながらお話しします!

■結論 警察官の平均年収は600万円台前半〜半ば

まず結論から。

👉 警察官の平均年収は、おおよそ615万円〜682万円

  • 国家公務員(公安職)ベース:約632万円
  • 地方公務員(都道府県警)ベース:約615万円
  • 東京都(警視庁)ベース:約682万円

都道府県や勤務地の地域手当によって差はありますが、

👉 600万円台がひとつの目安になります。

もっとくれ!!寿命を削って働いてるんだぜ。夜勤になると碌に眠れないこともあるし、事件や事故は突発的だから心理的ストレスもすごい。心身ともにすり減る分、1000万くらいもらってもいいんじゃないかと思ったこともある(笑)。あと、自分の命が危険にさらされる頻度も普通の仕事より高いし。だからもっともらってもいいと思う。

■ 警察官の給料の仕組み(基本給+諸手当)

警察官の給料は、「公安職給料表」という表をもとに決まります。

👉 階級(職務の級) × 号給の組み合わせで基本給が決まる仕組みです。

● 基本給の決まり方(階級・号給)

号給が上がることを「昇給」、階級が上がることを「昇任」と呼びます。

勤続年数を重ねるごとに号給が上がり、基本給も少しずつ上がっていきます。

● 地域手当

勤務地の物価や民間賃金の水準に応じて、給料に上乗せされる手当です。

  • 1級地(東京23区など):20%
  • 2級地:16%
  • 3級地:12%
  • 4級地:8%
  • 5級地:4%
  • 非支給地:0%

👉 同じ階級・号給でも、勤務地によって手取りが変わるのが特徴です。

● 扶養手当

配偶者や子どもの人数に応じて支給される手当です。金額は自治体の条例によって定められています。

● 超過勤務(残業)手当・夜勤手当

実際に勤務した時間に応じて支給されます。

ただし、後述する通り「法律通りに全額支給されていない」という現場の声も少なくありません。

● その他の手当まとめ

  • 通勤手当(実費相当)
  • 住居手当(最大2.8万円程度)
  • 特殊勤務手当 など

特殊勤務手当が出るのは、捜査で防犯カメラを見に行ったときや調書をとったとき、事故現場に臨場したときなど。あと、遺体の取り扱いにも手当が出て、腐敗の度合いで金額が変わる。相場感としては1現場300〜400円くらい、遺体処理(通常の状態)だと1600円くらい、腐敗が進んでいるとマックス3000円くらい。正直、もっともらっていいと思ってた。他にも看守手当(留置所)や警ら手当とか、細かい手当がいろいろある。

■ ボーナス(期末・勤勉手当)はいくらもらえる?

警察官のボーナスは、「期末手当」と「勤勉手当」の2つで構成されています。

👉 支給は年2回(6月・12月)

👉 2026年時点の目安は、年間4.65〜4.90ヶ月分

近年は物価高を受けて、支給月数はやや引き上げ傾向にあります。

■ 昇給と階級別の年収推移

警察官は昇任試験に合格すると階級が上がり、給料表の適用区分も上がります。

● 巡査→巡査部長→警部補…のモデルケース

階級目安年齢年収目安
巡査22歳前後約570万円
巡査部長20代後半約630万円
警部補30代前半約670万円
警部30代半ば〜約720万円
警視〜40代後半約780万円
警視正50代〜約1,000万円

※警視までは地方公務員、警視正以上は国家公務員です。あくまで一般的な目安で、自治体や個人差があります。

実際に何年目でどの階級にいるかは、昇任試験を受けて合格する必要があるから人によって全然違う。頑張り次第としか言えないところがある。あと、年収は基本給自体は号給で決まってるから同じなんだけど、交番勤務か刑事かなど部署によっても変わってくる。単純に超過勤務手当の差が出るからね。

■ 退職金はどのくらい?

👉 定年退職(勤続25年以上)の全国平均:約2,199万円

(令和4年度 総務省「地方公務員給与実態調査」より)

  • 東京都(警視庁):約2,309万円
  • 神奈川県:約2,273万円

ただし、これは定年まで勤め上げた場合の金額です。

👉 自己都合で早期に退職した場合は、支給率が下がり大幅に少なくなります

実際に17年勤務・自己都合退職で約500万円というケースも報告されています。

「定年まで勤めた場合」と「途中で辞めた場合」で、金額に大きな差が出る点は、転職を考える方にとって重要なポイントです。

■ 手取りはいくら?額面との差

👉 目安は、額面(支給総額)の75〜80%程度

所得税・住民税・厚生年金・共済費などが控除されます。

実際にこのブログで紹介した給与明細でも、支給総額499,264円に対して手取り380,783円で、約76%という結果でした。

→ 実際の給与明細はこちらの実体験記事で公開しています

■「警察官の給料は安い」と言われる理由を検証

ここまでの数字を見ると、決して低い水準ではないことがわかります。

むしろ、同年代の他の行政職公務員と比較しても高水準という指摘もあるほどです。

では、なぜ「安い」「割に合わない」と言われるのでしょうか。

👉 超過勤務手当が、実際の労働時間通りに支給されないケースがある

👉 危険と隣り合わせの業務、不規則な勤務、精神的な負担の大きさに対して、給料が見合っていないと感じる人が多い

つまり「金額」そのものが低いというより、「労働負荷とのバランス」に対する不満が、「安い」という言葉に表れている可能性が高いです。

🗣️ 夫のひとこと
数字だけ見れば、公務員の中では高給な方かもしれない。でも仕事内容がかなり特殊なのと、自分の命がかかっていることを考えると、正直安いと思う。ずっと割に合わないと思ってた。

■ 妻から見たリアル

ここまでは公開データをもとにした一般的な内容ですが、実際に警察官から転職を経験した我が家の場合はどうだったのか。

→ 警察官から市役所に転職した夫の給与明細を公開した記事はこちら

数字だけでなく、生活の変化まで含めたリアルをまとめています。

■ まとめ

  • 👉 警察官の平均年収は600万円台前半〜半ばが目安
  • 👉 階級が上がるごとに年収も上がり、警視で約780万円、警視正で約1,000万円が目安
  • 👉 退職金は定年まで勤めれば約2,200万円、自己都合退職では大幅に減少
  • 👉 「給料が安い」という声の背景には、金額そのものより労働負荷とのバランスへの不満がある

数字だけでは見えてこないリアルな部分は、実際に転職を経験した夫婦の体験談も合わせて参考にしてもらえたら嬉しいです。

-給料・年収